LinkBuds Sの「世界最小・最軽量」は何が世界一なのか。小さい文字を読んでみた
この記事にはアフィリエイト広告が含まれます。自分で購入して使った製品のレビューです。
結論

在宅ワークで1日中イヤホンを着けっぱなしにする人には、今でもかなり良い選択です。私がこれまで使ったワイヤレスイヤホンの中で、着け心地は一番です。
一方で、音楽をじっくり聴きたい人や、置くだけで充電したい人には向いていません。音質はそこそこで、ワイヤレス充電にも対応していないからです。
「世界最小・最軽量」の小さい文字
LinkBuds Sは発売時から「世界最小・最軽量」と紹介されてきました。販売店のページやレビュー記事でも、今もこのフレーズをよく見かけます。
ただ、この表現には注釈が付いています。発表時の注釈はこうです。
※2022年5月9日時点、ソニー調べ。LDAC対応完全ワイヤレス型ノイズキャンセリングヘッドホンにおいて。
分解するとこうなります。
| 条件 | 意味 |
|---|---|
| 2022年5月9日時点 | 発表日時点の話。その後に出た製品は比較に入っていない |
| ソニー調べ | 第三者の調査ではなく、メーカー自身の調べ |
| LDAC対応 | ハイレゾ相当の音を送れるLDACに対応した機種だけが比較対象 |
| ノイズキャンセリング搭載 | ノイキャン付きの機種だけが比較対象 |
つまり「完全ワイヤレスイヤホン全体で一番小さくて軽い」という意味ではありません。ノイキャンもLDACも付いていないイヤホンには、もっと軽いものがあります。
広告の仕事をしていた側から見ると、これはかなり典型的な書き方です。条件を重ねて比べる相手を絞れば、多くの製品が何かの「世界一」を名乗れます。嘘ではないけれど、見出しだけ読むと実際より大きな話に見える。これが「盛り」の正体です。
とはいえ本体は片耳約4.8gで、条件を外しても十分に軽い部類です。小さくて軽いこと自体は本当です。

「最大20時間」はどこまで本当か
バッテリーの表記にも同じ読み方が使えます。
| 条件 | 連続再生時間(公称) |
|---|---|
| ノイキャンON・本体のみ | 最大6時間 |
| ノイキャンOFF・本体のみ | 最大9時間 |
| ケースでの充電込み | 最大20時間 |
宣伝で目立つのは「20時間」ですが、これはケースで充電し直した分を足した数字です。ノイキャンを使いながら耳に着けっぱなしにできるのは、公称で最大6時間です。
実際に私が使っていて電池が切れるまでは、体感で6時間ほど。ここは公称どおりで盛りはありません。午前と午後で一度ずつケースに戻せば、仕事の1日は問題なく持ちます。
在宅ワークで使ってみた
発売日あたりに買って、在宅ワークで使っています。主な用途はオンライン会議と、ラジオやオーディオブックの聞き流しです。
着け心地は今まで使った中で一番です。 耳から大きくはみ出さず、長時間着けていても気になりません。「最小・最軽量」の注釈は盛りでも、着け心地の良さは本物です。
ノイキャンは、在宅ワークで気になる音をちゃんと消してくれます。 外を走る車の音や、換気扇の音はほぼ聞こえなくなります。
外音取り込みも十分です。 着けたまま人と会話したり、宅配に対応したりできます。いちいち外さなくていいので、1日中着けっぱなしにできる理由はここにもあります。
不満な点
ワイヤレス充電に対応していません。 充電のたびにケーブルを挿す必要があります。毎日使うものなので、地味に面倒です。

音質は「そこそこ」です。 注釈にある「LDAC対応」はハイレゾ相当の音を送れる規格ですが、私の耳では音楽鑑賞用として満足するほどではありませんでした。私は音楽をじっくり聴く用途では使っていません。会議や、ラジオ・オーディオブックのような「声」を聴く用途なら、音質で不満を感じたことはありません。仕事中に着けておくイヤホンと割り切るのがちょうどいいと思います。
どんな人に向いているか
向いている人
- 在宅ワークで1日中イヤホンを着けておきたい人
- 着けたまま会話や来客対応もしたい人
- ラジオやオーディオブックを聞き流したい人
- 耳が疲れにくいことを何より優先したい人
向いていない人
- 音楽をいい音でじっくり聴きたい人
- 置くだけのワイヤレス充電を使いたい人
主なスペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | WF-LS900N |
| 発売 | 2022年6月 |
| 発売時の市場想定価格 | 2万6,000円前後 |
| 重さ | 片耳 約4.8g |
| 対応コーデック | SBC、AAC、LDAC |
| 防水 | IPX4相当 |
| マルチポイント | 対応 |
| ワイヤレス充電 | 非対応 |
※仕様はソニーの発表内容をもとにしています。購入前に最新の情報を公式サイトでご確認ください。
このイヤホンで一番使っているのはオーディオブック
LinkBuds Sは音楽より「声」と相性がいいイヤホンです。私は仕事の合間に、ラジオやオーディオブックを聞き流しています。着けたまま周りの音も聞けるので、ながら聴きにちょうどいいです。
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